大塚屋(武蔵関)

そろそろ小左衛門の山廃が入っているだろうと,「大塚屋」に.ひやおろししかわからなかった(要するに扱うお酒の種類が増えすぎていて全部ディスプレイできないのだ)ので,哲也さんを呼んでもらい店内のどこにP箱があるかを教えてもらい,雄町山廃純米吟醸山田錦山廃純米の違いの説明を受ける.そのうち,京子さんもご出勤.この日は木下酒造の蔵元が来ていたが,麹室を新築し,生産量も増やすらしい.また,哲也さん・京子さんは先日岡山で開催された全国生もと造り研究会に行って来たそうだが,そこで良い酒を見つけたものの,最近扱う日本酒の種類が増えて来たので自重しているそうだ.
この日面白かった会話.

京:「最近,貧乏暇無しですよ.」
私:「暇がないのは,単に旅行しすぎているだけでは?」
京:「あれは仕事ですよ!仕事!!」
私:「でも,普通の酒屋はあそこまで頻繁に行かないのでは…?趣味90%ぐらい?」
京:「せめて30%にしてください…」
私:「あんなに行かせてくれるなんて,太っ腹の旦那さんに感謝した方がいいですよ.」(と言った瞬間に哲也さんが登場(笑))

その後,京子さんにいろいろ試飲させてもらう.玉川は熟成によりなかなか素晴らしい味に仕上がっている.これは買いか.山装ふは,日置桜にしてはフレッシュで万人受けする味.小笹屋竹鶴の大吟は,いかにも竹鶴らしい繊細かつ大胆な味.庭のうぐいすは口に含んだ瞬間は味が多い気がするが,キレは良い.小左衛門のひやおろしは華やかなお酒.

結局購入したのは,次の二本.小左衛門を断念したのは,この二本の方が先になくなりそうだと言われたからである.

  • 玉川 自然仕込 山廃純米酒 ひやおろし 北錦(66%) 酵母無添加 BY20 製造年月2009年9月(京都・木下酒造有限会社)
  • いづみ橋 秋とんぼ 山廃・雄町 自社田栽培雄町(麹米:50%,掛米:65%) 平成20酒造年度 製造年月2009年8月(神奈川・泉橋酒造株式会社)

さて,ここで先日購入したさかずきん提袋を取り出したら,京子さんが「あっ,さかずきんちゃん!かわいい!私も欲しい!」そうである.チェックが厳しい京子さんのOKが出て一安心だ.
なお,帰り際に今度の「純米酒を呑みつぐ会」の話をしたら,京子さん曰く「主人と席を離してもらうようにお願いしようと思ってます」(爆)おいおい…(苦笑)