無駄な思考の繰り返し

「人間は人間は考える葦である」と言ったのはブレーズ・パスカルだが,自分の思考がいかにもプログラムで記述できそうで,まさに「考える機械」であると認識することがよくある.男性は女性と神経網の構造が少し違い,精神的安定性に優れるが,多様性に欠けることもあるのかもしれない.
研究のような創造的作業をする場合には,とにかくいろいろなアイデアを考えて,その中から可能性があるものを見つけ出し,それを実際に作ったりして実証して作業を繰り返すことになる.
その場合に重要なのは,「無駄な思考繰り返し」を排除することで,いわゆる記録術や整理術はそのために存在するように思う.たとえば,研究の記録は,アイデアを忘れない,同じことを無駄に繰り返さない,記録することで効率的に探索や問題解決をおこなうためにも役に立つ.今まで情報整理術などはあまり意識してこなかったけど,今後はちょっと意識してみようと思っている.
なお,実生活においても,これは同様で,効率的に考えるためには繰り返しを減らすことが重要だし,特にネガティブな思考の無限ループは非常に危険だろう(←実体験に基づく).このような思考の無限ループからの大域脱出法というのも,生きて行く上で重要なライフハックになるのかも.