「風の森」の話

Twitterで「風の森」の話になったので,最近聞いたことを簡単にまとめてみることにする.
発端は,先日「にほん酒や」でS田氏と「風の森」を一気飲みした時,協会7号系酵母で造っているとは信じられないほど,味が華やかになってしまったと感じたことだった.その後,最近「にほん酒や」の高谷氏や「杉本商店」の杉本氏などから,次のようなことを聞いた.

  • 蔵の実権が現在の蔵元から息子に移り始めたらしい.
  • 今年から「笊籬採り」は,商標を取り,専用のラベルも作り,積極的に売って行くことにしたらしい.同時に,かなり値上げされた.
  • 精米歩合が7〜8割の低精白酒は,今でも根強い要望があるようだが,今後造る予定はないらしい.

つまり,今後の「風の森」が目指す方向は,少し高級で華やかな食前酒ということなのかもしれない.
個人的には,特に雄町や山田錦で造られた低精白の「風の森」が好きだっただけに,この方針の変更は残念だ.食中酒は「鷹長」ブランドの方で吸収するつもりなのかもしれないが,「風の森」の低精白酒はまた違う良さがあったんだよね.今後は,この動きを気をつけて見守りたいと思っている.
…ということです.でじゃさん.