HTC Desire Zの感想
HTC Desire Zを購入して,久しぶりにAndroidスマートフォンを使うことになったので,とりあえずの感想を書いておく.
- MoreLocale2で日本語を設定して,日付フォーマットを日本の様式にしたら,ほとんど日本語化された.
- キーボードをスライドさせながら開くと,スリープが解除されてすぐ使えるようになる.また画面の方向もロックされる.これはPSION Revoを連想させてなかなか快適だ.もっとこのような端末が増えてもよいと思うのだが….
- ハードキーボードでの文字入力はOpenWnnフリック入力対応版を使っている.Shift+Spaceで日本語・英語切り替え,FN+Spaceで記号入力ができる.Simejiは文字が入力できなくなったり,下にステータスバーが表示されたりしてしまうなどの問題があるようだ.ATOKもソフトウェアキーボードが消えないorz
- この機種ではホームボタンなどがソフトで実現されている.問題は,横向きにした場合に親指で押しても,太すぎるらしくうまく認識してくれないことで,親指の横で押すなどの工夫が必要だ.なお,レグザフォンと違って検索ボタンが削られていないので,すぐ検索できるのは便利だ.
- 光学式ポインターの移動量は少ないので,これだけですべてを操作するのは難しいが,逆にその移動量が少ない特徴を生かして,細かい作業をカーソルキーのかわりにやるのに向いている.画面の直接タップとの使い分けに慣れたら,結構便利そうだ.
- ディスプレイの発色は非常に良い.ただ輝度を自動調節にすると明るすぎて電池の消費が激しい.10%ぐらいにしても問題ないようだ.
- カメラは5メガピクセルでiPhone 4と同じだが,独立したシャッターボタンがあったり,iPhoneのカメラアプリより高機能で使いやすかったり,なかなか良い.Macとの画像の読み込みもUSBケーブルで接続して外部メモリーカードとしてマウントすればよい.カメラとしても活用してみるかも.
- GPSの精度がiPhone 4より少し悪いようだ.道一本違うくらいかな.
- バッテリー消費はなかなか激しく,最初は一日持たなかったのでびっくりした.ウィジェットや自動更新を停止し,使わないデバイスは切っておいたら,一日は持つようになった.次のバージョンでは電源消費が抑えられているそうなので楽しみだ.
- Androidアプリの使い勝手がいま一つだった.この理由はデータの自動更新を前提にしていて,マニュアル同期の設定が細かくないことと,横向きで使えない・レイアウトがおかしい(たとえば,横向きにすることで巨大なリロードボタンが生まれて,スペースを無駄にするとか)アプリが多いことだ.後者はせっかくのキーボードを活用できないことに繋がってしまう.ジョブスの分断化の話があったが,逆に分断化されてないために,マイナーなもののサポートは不十分・不完全になってしまうようだ.特殊なハードウェア構成の機種の場合は,事前にそれで問題がないかを調べた方がよいかもしれない.