テルマエ・ロマエ(TOHOシネマズ梅田)

梅田駅付近の店でちょっと作業をしようと思ったが,リストアップしていたお店が混んでいたりしてイマイチで,室内清掃が終わったころを見計らってホテルに戻って作業することにして,とりあえず「テルマエ・ロマエ」を見に行く.
あの原作の世界をどのように実現しているかに非常に興味があったのだが,ルシウス役の阿部寛が出て来た瞬間に納得した.彼の素晴らしい演技には,とにかく惜しみない拍手を贈りたい.また,ハドリアヌス役の市村正親の重厚な演技やケイオニウス役の北村一輝のいやらしい演技(笑)も素晴らしかった.北村一輝は大好きな俳優なのだが,善良な役ではなく,極悪とか気持ち悪い役の時に彼の才能が爆発する気がする.また,風呂場にいる普通のおっちゃんやおじいちゃんを演じている人達も,よくぞここまで「平たい顔族」っぽい人達を集めたものだと感心した(笑)
ただし,脚本や作品の出来としてはイマイチなところが多く,本当に可愛さ全開の上戸彩も,残念ながら作品からは浮きまくりだった.
「ルシウス=阿部寛」こそが,この映画の一番の価値だろう.