生もとのどぶ
あるブログを見ていて,どうしても飲みたくなってインターネットで注文した酒が午前中に届いた.
「夏子の酒」の尾瀬あきら先生がこれを燗して飲むのが大好きらしく,「男の隠れ家」でも取り上げられていたらしい.これは火入れ・加水されたものだが,生・原酒もある.
さっそく冷やで味見すると,生もとということもあってヨーグルト系の味なのだが,べたべたせずに余韻がすっきりしているところが普通と違う.さすがに日本酒度+9は伊達ではない.火入れしているとは言っても瓶燗しているからか,若干炭酸も残っているように思う.
さて,期待の燗酒である.いつものように,燗たのしで湯煎するのだが,ぬる燗ぐらいで一度味見してみると,ヨーグルト風味がさらに強調される.さらに暖めると,一気に変わり,非常にうまく調和した濃厚な味になる.これはいい.さらに少々熟成させた時にどうなるかが楽しみだ.同様に南やるみ子のにごり酒の燗もおいしい気がする.
- 生もとのどぶ 瓶燗 精米歩合65%(奈良・株式会社久保本家酒造)
なお,ぐぐってみると,米が五百万石/アキツホという説と,山田錦/アキツホという説があるが,どちらが正しいのか?五百万石っぽいが.