井のなか(錦糸町)
昼間散髪してから一度自宅に戻ったのだが,台風というのにどうしても呑みに行きたくなり,電話で予約してから出かける.JR錦糸町駅の前には,すでに台風で壊れた傘の残骸があちらこちらに散らばっていた(笑)私も傘をさして歩くのが難しかったので,雨の中を走ってなんとか到着.工藤氏が私の反対側の人とずっと話しているなあ…と思ったら,なんとあのやまけん氏であった.その話を横から聞いていたが,どうもブルータスに掲載されるそうで,今後しばらく予約が取りにくくなるかもしれない.
料理は白子のペースト・うるか入り・いくら添え,鹿熊豚と豆腐の豆乳鍋,刺身四点盛(鰹,〆鯖,鰆,秋刀魚の肝漬),マグロと野菜焼.鹿熊豚と豆乳スープの麺,チョコレートケーキ.白子のペーストは非常に美味で,豆乳鍋はかくま豚と長島農園の野菜という井のなかでおなじみの美味しい食材だけでなく,そこに入っている油揚げも無茶苦茶美味い.もしかして…と思ったら,やはり発酵リンクに来ていた豆源郷のものだった.これから豆源郷の豆腐や油揚げもメニューに取り入れていくという話なので,期待して欲しい.ところで,隣に座ったカップルに,鍋メチャウマですよと言ったら,工藤氏曰く私の鍋は違うとのこと.つまり,隣はしょっつる風味で,私は豆乳味で,どうも私が体重を減らしていることを配慮してくれたようだ.細かい気配りはさすがである.あと,秋刀魚の肝漬は,秋刀魚の肝を溶いて漬けにして,さらに皮に焼き目をつけたもので,秋刀魚の風味が強調されてこれは酒に非常に合う.また,同じスープに麺を入れてくれたが,これも美味くないはずはない.
呑んだ酒は,以下の通り.今回新しい秘密兵器として,電気ポットが登場していた.工藤氏に聞くと,電気ポットは98℃,燗どうこは80℃と温度が違うかららしく,あと氷を活用して,より最適な燗をつけるようにしたとのこと.
いつもより早く来たので,早く帰るが,すでに雨風はやんでおり,無事電車に乗ることができた.