カイ燗(吉祥寺)

某ブログ仲間のように最近結構落ち込んでいて,このまま帰ると寝れないだろうからと,次はバスで吉祥寺に移動して「カイ燗」に.カウンターに空きがあって無事座ることができたが,驚いたことに,隣のすごくセンスがよい女性三人組の一人が声を掛けて来た…しかし,すでに酔っていたことと,そもそもこんな美人を私が知っているわけがないという強い思い込みもあって,「すみませんが,お名前は…」と聞き返したところ,な,なんと辨天娘の辨天娘,太田陽子氏であった!彼女とは,京都のたかはしでも偶然出会ったのだが,まさか吉祥寺でも偶然会うとは思いませんでしたぁ!!!気分が落ち込んでいるところに天使が現れたという感じで,すでに酔っていたこともありかなり調子に乗ってしまい,相当ご迷惑を掛けてしまったと思う.どうもすみません.すごく反省してます.ちなみに,この時私が彼女の肩に手を回して撮った写真(爆)は,一生の宝物にするつもりだ.
他の二人は,都内でカフェを展開する会社の人達であった(道理でセンスがよかったのだ).どのようにカフェを運営していくべきか?ということに悩んでいた時に,これからは日本酒を扱うべきだと思い始めたそうで,その時に太田陽子氏と出会ってこれだと思い,さっそく辨天娘の会を企画したそうで,それからの縁だそうだ.二回目は小森谷氏による生酛のどぶの会というのだから,本格的だ.彼女達はCafe EightPURE CAFEに関係しているが,特に前者の方が日本酒が置いてあるそうで,私もそのうち顔を出してみようと思うし,今後イベントがある時は連絡して頂くようにお願いしておいた.なお,彼女達の今回の目的は,以前に少し言及した讃岐うどん屋だそうで,こちらも近いうちに私も行ってみたい.(追記:純米酒をビオ・ワインと同格に扱うというのは,今後のトレンドになりはしないだろうか?純米酒とワインは酸の傾向が明らかに違うので適応する料理が異なるだけでなく,果物ではなく穀類の醸造酒ゆえに幅広い温度帯に適用できるので,調理法の選択肢も広い.いわゆる女性向けの日本酒ではなく,このような食中酒用の純米酒を候補に加えることで,かなり食生活が豊かになるはずだ)
料理は何か注文したはずだが,この日はあまりに嬉しくて写真もメモも取らず,失念(爆)
この日のお酒は以下の通り.辨天娘を辨天娘にお酌して貰って呑むという,辨天娘ファンとしては本当に至福の時間を過ごさせて頂いた.中島屋酒造場の酒は小倉氏が(竹鶴の呑み切り会で?)広島に行った時に仕入れて来たそうで,以前に大塚屋の京子さんが仕切った松の屋の生酛の会でカネナカを呑ませてもらったこともあるが,結構良いと思う.

  • 辨天娘 純米吟醸酒 3番娘 玉栄(55%) H19BY 製造年月21年4月(鳥取・有限会社太田酒造場)燗
  • カネナカ 生酛純米 家伝造り 山口県山田錦・五百万石(麹米:55%・掛米:60%) 協会7号系 製造年月21年7月(山口・株式会社中島屋酒造場)燗
  • 中島屋 熟成純米酒 蔵出しのうまさ(麹米:50%・掛米:60%) 製造年月21年6月(山口・株式会社中島屋酒造場)燗
  • 純米吟醸 無ろ過原酒 5年熟成酒 山口県山田錦(50%) 製造年月21年6月(山口・株式会社中島屋酒造場)燗

その後,私のブログを見て「にほん酒や」に行ったS田氏が来たり,隣に寺田本家を見に行った二人組(見学ではない,単に蔵を見に行っただけという寺田本家ファンらしい(笑))が来たり.二人組には,武蔵関の大塚屋が寺田本家のお酒を置いてあると教えておいた.
なお,店を出た後でこの二人と再度遭遇し,一風堂で白丸元味.これを食べるのも久しぶりだ.