極上の調味料を求めての会(砂丘屋・荻窪)

某共同研究のために知財部とバトルしたが敗退orz 共同研究をどのように処理するかを相談しているのに,担当者は最悪ケースを想定して一方的に却下しようとするだけ.実はこのような事態は二回目なのですでに札付きなのだが,怒らせて他の共同研究にまで支障が出ないように,話を延ばして今後のための主張ポイントや論理的な矛盾などの情報を収集.疲れた….
というわけで,2時間遅れて砂丘屋「極上の調味料を求めての会」に参加.今回は藤田千恵子氏の「極上の調味料を求めて」という書籍に触発された,この本に掲載されているまっとうな調味料を使った会である.

極上の調味料を求めて (文春文庫)

極上の調味料を求めて (文春文庫)

今日の料理は以下の通り(一部の写真は撮るのを忘れてしまった…orz).今回は同時にできる限り味の種類を減らして,素材や調味料が素直に味わえるようにすることにチャレンジしたそうで,味わいの純粋さと鮮烈さは感動ものであった.三連休だったからか,調味料という点がアピールしなかったのか,菊池氏によると今回の会は参加者が少なかったそうだが,今回は本当に素晴らしかった.

  • 出し巻たまご(石野の白味噌,出汁)
  • イワシのフライ(淡路島の藻塩)
  • 凍豆腐揚(ひんぎゃの塩)
  • 真だこと白ねぎのナムル(九鬼 純正 太白胡麻油)
  • 山東菜・エリンギ・海老(千鳥酢,黄身酢)
  • 根菜のくずあんつり(いりこだし,巽のうす口醬油).味がぎりぎりまで切り詰められたために,その純粋さは特に素晴らしかった.

  • お造り三種:さんまの焼霜づくり(巽 濃口醬油),いか(巽 濃口醬油,出汁),まぐろ中おちと長いも(角長 濃口醬油)

  • くるみ黒糖(波照間特等純黒糖)

  • 土鍋ごはん(削りたて鰹節,キッコーゴ醬油,有明特選青まぜ海苔)

  • 桃のコンポート(飛鳥山みりん).「飛鳥山」は「飲んで美味しい」みりんで,今までみりんが好きじゃなかった私の印象を一変させてくれた.これは誰でも「美味しい!」と叫ぶのではないだろうか.

  • 三年番茶


これに使われた調味料や食材(一部)は以下の通り.「砂丘屋」は普段は巽の薄口醤油を使っているそうで,それが砂丘屋の味の特徴なのだろう.

  • 角長 濃口醬油(和歌山・株式会社角長)

  • 鰹節

  • 淡路島の藻塩(兵庫・株式会社多田フィロソフィ)

  • ひんぎゃの塩(東京・青ヶ島村製塩事業所)

  • 飛鳥山 純米本みりん(静岡・杉井酒造有限会社)

  • 無双番茶(大阪・ムソー株式会社)


今日のお酒は以下の通り.「睡龍 涼」の冷酒が,なかなかお造りに合った.

  • 独楽蔵 無農薬山田錦六十 特別純米酒 福岡県糸島産山田錦(60%) アルコール分15 2008醸造年度 製造年月2011年5月(福岡・株式会社杜の蔵)燗
  • 睡龍 純米 涼 山田錦アキツホ(65%) アルコール分14 20BY 製造年月23年6月(奈良・株式会社久保本家酒造)冷酒
  • 扶桑鶴 純米にごり酒(70%) アルコール分17〜18 製造年月23年2月(島根・株式会社桑原酒場)燗
  • 辨天娘 青ラベル 15番娘 玉栄・山田錦・等外米(70%) 601号 日本酒度+15  H20BY 製造年月22年8月(鳥取・有限会社太田酒造場)燗
  • 日置桜 純米酒 7号酵母仕込 無濾過 加水調整仕上げ 玉栄(60%) 協会7号 日本酒度+7.0 酸度2.2 平成21BY 製造年月2011年6月(鳥取・有限会社山根酒造場)燗

今日の音楽は以下の通り.昔のバンド仲間の姪?が来たので,その頃の音源を掛け,ついにはいつものように生演奏開始!(笑)

  • More Intensified: Original Ska 1963-1967, Vol. 2

  • 菊池氏若かりし頃のバンドの音源(笑)
  • 菊池氏生演奏

なお,でじゃさんと約束していたのだが,遅れて会うことができなかった…ごめん.ただ,るんるんしながら次の店に梯子酒に行ったらしく,乗り過ごしとか楽しいことがいろいろあったようだ(笑)