しまねの地酒フェア 2010(有楽町・交通会館)

節電対策の夏期休暇という名目で勝手に年内の祝日が消費されたために,私にもう祝日はないorz というわけで,出社して某学会誌の特集記事の草稿を3時になんとか編集委員に送付(実は〆切は10/1 orz).瞬時に支度して「しまねの地酒フェア」に.今年は「にほん酒や」の高谷氏経由で「十旭日」の招待葉書を頂いた.

今年は4時からの一般客の時間帯に参加.でじゃさんとI色氏は1時から呑み続けていたらしいが,「松の屋」のるみちゃんやayayaも歌舞伎を見に行ったために,同じ時間帯だった.他にT田氏,スパイラルなどなどのおなじみの人達と遭遇.
今年は「扶桑鶴」の大畑専務の元気な顔を見れた.さすがにかなり体重が減ってはいたが,現場に復帰できるようになって嬉しい.
昨年からの変化が著しいのは,「天穏」と「玉櫻」か.「天穏」は長崎杜氏からイケメン杜氏岡田くんに変わってから,彼独自の新世代の味になってきていている.「玉櫻」は都内で扱っている酒販店も少なく,「松の屋」に行くか,こういう機会でもないと呑めないのだが,4種類とも昨年を上回る素晴らしい出来である.ただし,用意された五百万石と改良雄町の生酛は原酒でかなり重かったので,無理矢理割水燗をお願いした(笑)が,気軽に呑むには割水燗の方が向いているかもしれない.
「美波太平洋」では,「ラコタ」のかなちゃんがイケメン杜氏岡田くんに連れられて蔵に行った時に呑んだという「おろち乃舌鼓」の澄み酒版の話を聞いてみると,単に上澄みを出しただけで,「これが美味しいんですよ!」らしい.また今度取り寄せて試してみるか….この蔵は基本的な資質は悪くないので,もう少し個性を前に押し出した酒造りをすれば面白いと思う.
今年はあまり時間がなかったので,最初から全部試飲することは諦めていて,他に「開春」,「十旭日」+αぐらいしか呑まなかった.
なお,「十旭日」は終始大人気で,最後に少しでも呑めないかなとブースに張り付いていたら,終了間際にゆうゆを発見!残念ながら,すでに酒友はみんな帰ってしまったので紹介できなかったが,「十旭日」の片付けを私と一緒に手伝ってくれてから,銀座にショッピングに行くと去って行った.後から聞くと,この時に風邪をひいていて体調が悪かったそうで,それでも手伝ってくれるとは若いのに感心である.どうもありがとう.