鯉とうなぎのまるます家 総本店(赤羽)

日曜日の朝に自宅で洗濯と掃除を終えてから電車に乗り,11時頃にJR赤羽駅に降り立った.訪問先は,あの「まるます家」である.

まだ昼前というのに店内はすでにほぼ満席だったが,なんとかカウンター席に座ることができた.多くの女性店員が働いている中で,中央に陣取って注文を受け付けたり,鋭い指示を飛ばす名物おばちゃんの目の前という光栄な席である.

呑んだお酒はあのジャン酎モヒート!これを頼むと1リットルの巨大なハイリキプレーンのボトルと,ミントの葉とレモンが出てくるので,自分でモヒートを作るのである.

食べた料理は以下の通り.この店は,店内の貼り紙に書かれている定番料理の他に,女性定員が店内を回って注文を受け付ける数量限定の特別料理(ステーキや鰻の肝焼など)があるので,注意すべし.特別料理が登場した時のライブ感は凄いぞ!

  • 鯉のあらい.鯉はあまり意識して食べたことはなかったのだが,さっぱりして夏向きだった.

  • 鰻のカブト焼.鰻の串焼の店でよく食べてはいるが,カブト焼だけは固すぎたり柔らかすぎたりして,あまり美味しいと思ったことがなかった.しかし,この店はなかなか美味しい.

  • ジャンボメンチかつ.黄色は辛子,赤色はサルサソースだ.辛子+ソースは定番だが,このサルサソースがなかなか合うのだ!なお,揚げるのに時間が掛かるので,早めに注文すべし.

  • タラコ焼.ジャン酎モヒートがたっぷり残っていたので何気なく頼んでみたが,断面を見ると真ん中がレアになっている素晴らしい焼き加減で,とても美味い!

  • 鰻の肝焼(400円×2本=800円).1本単位で頼むことができるが,みんな2本づつ頼んでいたようだ.店員がアナウンスすると瞬時に売り切れる人気メニューだ.

  • うな重 亀重(1,700円)昨今の鰻の高価格化からか,一番安いうな丼はメニューから外されていたので,中間ランクのうな重を選んだが,焼き加減やタレもちょうどよく非常に美味しかった.鰻の素材としての善し悪しは価格次第だろうけど,最後に料理としての味を決めるのは焼きの善し悪しかもしれない.


多くの客の注文をこなしているのに焼きがしっかりしていることには驚きだし,居酒屋の定番メニューに安住せずにモヒートやサルサソースなどの新しい要素を積極的に取り入れているのも素晴らしい.「まるます家」は,単に懐かしい雰囲気の店ではなく,時代と共に進歩していく店なのだろう.
これで5,150円だった.私のように鰻の肝焼やうな重のような特別に高価格なものを頼まなければもっと安い.この店は特に淡水魚に強いので,今度はなまずやどじょう,すっぽんも頼んでみたい.なお,1リットルのジャン酎はなんとか飲み干したものの,やっぱり量が多かった(爆)
帰りに周辺をぶらぶらしていたら,西口にも「まるます家」を発見!こちらは持ち帰り専用らしい.