一酒庵(新潟県燕市)

精密検査も無事終了し,さっそく一酒庵のMLで気になっていても入院や手術を考えて躊躇していた日本酒を注文(爆)し,今朝到着.どちらも一酒庵の別誂えらしい.

  • 鯉川 純米酒 ビン燗火入れ原酒 阿波山田錦(60%) 製造年月21年8月(山形・鯉川酒造株式会社)
  • 住乃井 高温山廃純米 7号酵母仕込無濾過原酒 瓶燗 五百万石(68%) 協会7号 平成17酒造年度 製造年月21年8月3日(新潟・住乃井酒造株式会社)

鯉川はしばらく保存しておくことにして,さっそく住乃井を呑んでみたが,これは本当に旨い.最初に口に含んだ時にカラメルかナッツ風の香ばしい風味が立ち上がり,その後上品な甘さが口中に広がり消えて行く.常温でも美味しいが,お燗した方が,甘さの質と両者のハーモニーがさらに向上するようだ.ただ酸で切るタイプではなく結構個性的なので,これが合う料理は何だろうなあ?この自然な甘さと調和するような料理がいいと思うのだが.(追記:二週間ぐらい放置してから呑んだ方がよいらしい さらに追記:開栓後にどんどん味が乗ってくるようで,最初は甘めで柔らかいが,だんだん剛胆に変化する店では,玉川の山廃純米と似たようなタイプか?)
以前に呑んだ時は,活性炭由来の風味が少々気になったが,今回は無濾過でしかも協会7号酵母ということで,かなりの品質向上を見せている.こういう例を見せられちゃうと,本当になんで炭素濾過なんてするの?と真剣に考えてしまう.