大塚屋(武蔵関)
届いたお酒を車に入れて,そのまま大塚屋に直行して,数本を試飲のために取り分けてもらう.京子さんに,「(せっかく試飲があるのに)車で来るんじゃありません!」と怒られる(苦笑)が,優しい人なので以下のお酒を小瓶に詰めてもらう.
一酒庵でも一押しされていた「小左衛門」の生酛は,酸味と軽い熟成感のバランスがよく,個人的には今まで呑んだ小左衛門の中では一番好き.ただし,華やかな小左衛門が好きな人は正反対の味だから手を出すべからず(笑)こういう真逆なお酒が蔵の中で両立しているところが,小左衛門の凄さか.
「倇」は,京子さんが「今年の倇は飲まれましたか?」とわざわざ確認してきただけあって,スペックからして変態酒,飲んでもやっぱり変態酒だった(笑)精米歩合が九割以上になると米糠の味がする点がちょっと苦手なのだけど,これはこれで面白いと思う.