dtab購入

以前のエントリで想像がついたと思うが,dtabが到着.最初は安いし,使わなくなったら職場で誰かに使わせるかなあ程度の気持ちだったが,これがなかなか素晴らしい.今では職場・自宅の動画再生専用機の地位を占めている.もちろん,最新のタブレットに比べたらスペックは劣るが,実行性能や画質,音質などはしっかり確保されていて,非常にコストパフォーマンスがよい.盛り込みすぎて戦艦大和級を作りがちなドコモらしからぬ,設計目的がはっきりしてバランスが取れた製品である.
簡単なコメントは以下の通りだ.

  • 外観はiPadにクリソツ(爆).一番大きな違いは,最初から横置きに設計されていることだ.
  • ドコモの製品らしくなく,dマーケット系以外のドコモのサービスは極力排除されている.標準で入っているのは,しゃべってコンシェルとフォトコレクション,地図あぷりくらい.そのためか,動作が軽く,電源消費も納得できる範囲で.最初から普通に使える.
  • CPUはクアッドコアのK3V2Tで,dビデオの再生程度なら問題なし.メモリがRAMは1GB,ROMは8GBで多くないが,dビデオがメインなら特に問題はない.
  • 液晶は1280×800ドットとあまり細かくはないが,dビデオの品質がそれほど高くないので,これで充分だ.画質は結構きれい.音質はDolby Digital Plusを使っているからか,かなり良いと思う.
  • ドコモ公式サービスを常に表示するようにカスタマイズされたdocomo Palette UIが採用されているが,使うアプリを登録できず,使わないサービスを消せないので,Launcher Proに変更.この場合はdマーケットの中の個々のサービスを登録できないが,dマーケットアプリに個々のサービスを直接起動させるリンクを使えるようにするアプリもあるようだ.
  • dマーケットは,Webページを頻繁に呼び出す設計のようだが,シングルサインオンでもなく,サービスによってデザインもバラバラ.コンテンツもどんどん充実しているので,もっと使いやすくして欲しい.iOSアプリも出せばブレイクする可能性は高い.
  • 現時点では,dビデオを長時間視聴していると通信がおかしくなることが多い.dビデオは見たポイントを記憶してくれるので再起動すればいいだけだが,Wifi関係が安定していないのでは…?ファームウェアのバージョンアップを期待している.
  • ドコモオンラインショップで販売されているのはシリコンケースだ.安いTPUケースを待っているのだが,なかなか出てこないのが残念である.