Cシェル
コマンドラインで何度も入力するのが面倒くさくなって,テスト用のCシェルのスクリプトを書いた時,次のように思ってしまった.
いまどき,Cシェルで書くなんて,世界で私だけっ!
(「セクシーボイスアンドロボ 」のニコ=大後寿々花風に(笑))
Cシェルスクリプトは,"Csh Programming Considered Harmful"(原文,日本語訳)で問題点が列挙されているように,必ずしもプログラミングに良いとされていない.私も本格的にプログラムを書くつもりの時には使わない.しかし,tcshを使っているために,コマンドラインから直接打ち込んで実行しているプログラムを,そのままシェルスクリプト化することは多いのだ.
最近,動的言語やスクリプト言語の良さを(意図的に欠点を無視してまで)過度に強調しすぎる人を多く見かける.ただ,このような言語は,実行環境と結びついてこそ威力を発揮するものではないだろうか.それゆえに,C,C++,Java,C#の場合と異なり万能性は要求されず,多少の欠点も許容でき,逆に環境にどの程度適応しているか・できるかで良さが決定されるのだと思う.昔のSmalltalkやLisp,Prologのコマンドプロンプトや統合環境や最近のRuby on Railsなどがそれに相当するのかもしれない.そのような環境と切り離して,C,C++,Java,C#などの汎用言語と比較しても無理が出てくるし,あまり意味はないように思う.