はせがわ酒店GranSta店（東京駅）
さて，ここの立ち飲みを再訪．この前も通りすがりに覗いてみたのだが，開店後の混雑は一段落した模様で，今日も普通にカウンターに座れた．
なお，ここを馬鹿にする燗酒呑みは多く，いろいろな場所でそういう発言を聞く（苦笑）．でも，ちゃんとかんすけと錫のチロリでお燗をつけてくれるし，庭のうぐいすや羽前白梅や七本槍（これは今日は品切れだった）もあるし，なにしろ駅の乗り換え時に15分ほどで一杯呑めるわけだから，うまく使えば非常に便利だと思う．あまりに形式にこだわりすぎると，本質を見失うことが多いし，なにより楽しくないよね．
料理は，燻製盛り合わせ（タコ，鴨，チーズ，牡蠣），佐賀産豆腐，南極漬け（鯨の軟骨を東一の酒粕で漬けたもの）．豆腐はかなり濃厚な豆腐を塩で食べるのだが，安くて（確か200円）美味しくてお薦めである．南極漬けはちょっと甘すぎて辛かった．
さて，庭のうぐいすは「ぬるはだ」だったが，O塚屋のK子氏が言うように確かに少々優しすぎて物足りない気がする．次に，「何か面白いものを」と言ったら，梅乃宿を推薦してくれて，これを熱燗にしてもらうが，アル添でも熟成されているからか，あまりアルコール臭が気にならず美味い．最後は，私の前にいたアルバイト風の若者ではなく，店長風の人が推薦してくれたものだが，こういう酒は残念ながら今の私には辛い．なお，燗はぬるめだったので，もう少し熱めに指定するとよいかもしれない．
