勝手口ひまり屋 白鴻の会(西荻 勝手口 ひまり屋・西荻窪)

この日は西荻窪の「勝手口ひまり屋」で「白鴻の会」に富さんに誘われたので,行くことにした.

今回来られたのは「白鴻(はくこう)」の盛川酒造株式会社の代表取締役の森川知則氏.すでに二度程お会いしており,様々な質問をさせて頂いた.

加藤氏は調理に活躍.

富さんは主にお燗番.さかずきん前掛けが彼ほど似合う男は他に世界にいるだろうか…いや,いない!!!(笑)

この日のお酒は以下の通り.大吟醸はさすがにカプロン酸系だったが,他は比較的穏やかな味だった.個人的には純米酒純米吟醸酒が好きだ.

  • 白鴻 沙羅双樹 大吟醸 兵庫県産特A地区産山田錦(40%) 鑑評会用ブレンド酵母 日本酒度+6 酸度1.3 醸造年度2009(広島・盛川酒造株式会社)
  • 白鴻 沙羅双樹 純米吟醸 生 兵庫県産特A地区産山田錦(50%) 瀬戸内21酵母 日本酒度+7 酸度1.5 醸造年度2010(広島・盛川酒造株式会社)
  • 白鴻 初しぼり 春よ来い はやく来い 日本酒度-1 酸度2.1 醸造年度2011(広島・盛川酒造株式会社)
  • 白鴻 にごり酒 生酒 日本酒度-2 酸度1.7 アルコール分15 醸造年度2011(広島・盛川酒造株式会社)
  • 白鴻 特別純米 緑ラベル 麹米:八反35・掛米:兵庫県産特A地区産山田錦(60%) 瀬戸内21酵母 日本酒度+6 酸度1.6 醸造年度2010(広島・盛川酒造株式会社)
  • 白鴻 純米酒65 紫ラベル 麹米:八反35 22%・掛米:八反錦78%(65%) 日本酒度+5 酸度2.2 醸造年度2006(広島・盛川酒造株式会社)
  • 白鴻 純米酒70 桃ラベル 麹米:八反35・掛米:中生新千本(70%) 日本酒度+5 酸度2.0 醸造年度2006(広島・盛川酒造株式会社)
  • 白鴻 特別本醸造 金ラベル 麹米:八反35・掛米:兵庫県産特A地区産山田錦(65%) 日本酒度+5 酸度1.6 醸造年度2008(広島・盛川酒造株式会社)
  • 白鴻 特別本醸造 生酒 麹米:八反35・掛米:山田錦(65%) 日本酒度+5 酸度1.8 醸造年度2009(広島・盛川酒造株式会社)
  • 白鴻 酒狂会限定 純米吟醸 無濾過生原酒 広島県産広島雄町(65%) 日本酒度+7.5 酸度1.85 醸造年度2011(広島・盛川酒造株式会社)
  • 白鴻 酒狂会限定 純米吟醸 無濾過火入酒 広島県産広島雄町(65%) 日本酒度+7.5 酸度1.85 醸造年度2011(広島・盛川酒造株式会社)
  • 白鴻 酒狂会限定 純米吟醸 無濾過火入酒 麹米:広島県産広島雄町23%・掛米:兵庫県山田錦77%(65%) 日本酒度+4 酸度1.9 醸造年度2010(広島・盛川酒造株式会社)
  • 白鴻 純米吟醸 艶肌梅酒 黒ラベル アルコール度数10(広島・盛川酒造株式会社)

料理は以下の通り.さすが「ひまり屋」らしく,どの料理も美味しい.

  • カキ鍋.当日寒かったので,まず暖かいものを…ということで順番を変えて出してくれたそうだ.

  • 大人のクリームチーズ豆腐.これもあっさりしていて,なかなか美味しい.自分でも作ってみたいなあ.

  • 川田農園さんの五種人参のスペシャルソース和え.川田農園では冬期は根菜類が中心となるそうで,さまざまな人参を調理した面白い一品.

  • お造り(〆鯖,平目)

  • カキフライ

  • 自家製ぬか漬け

  • かすべと大根の煮付け

  • 讃岐バークの蒸ししゃぶ.やはり,この店は蒸し料理が抜群だ.

  • 生海苔ピザ.生海苔をピザにするとは,なかなか面白い.

  • 広島名水仕込み 地酒ケーキ(広島・有限会社ミニヨン).白鴻のお酒を使っているそうだ.



なお,森川氏の話を書き留めておく.

  • 森川氏はほとんどお燗で呑むらしい.なお,同じ広島でも竹鶴はちょっと苦手とか(笑)
  • この蔵はアル添酒でも臭くもトゲトゲ薄くもなくそこそこ美味しく呑めることに感心した.その理由を聞いたら,アルコールの添加量をかなり抑えているらしい.
  • 白鴻ブランドは八反35がメインらしい.そこで酒狂会は雄町を特別注文しているそうだが,今度は中生新千本も特注してみたそうである.
  • 八反35と八反錦は親子関係の酒米だが,八反35の方が味が良い酒ができるそうだ.
  • 広島は軟水で醗酵しにくいので,麹をしっかり造るようにしているそうだ.

なお,調子に乗って冷酒やアル添酒も沢山呑んでいたら,ちょっと酔いが回ってしまい微妙に体調不良になる.せっかく富さんに終了後に吉祥寺の「ひまり屋」に呑みに行こうと誘われて,ギリギリまでカウンターで粘って(=寝て(笑))から,吉祥寺の「ひまり屋」に移動して,店の前で福ちゃんと立ち話しながら待っていたものの,結局「ちょっとまずいかも…」とタクシーを拾って帰宅.ごめん>富さん